話

実行する前に、戦争が始まる前に、ここに書いておこうと思う。
・・・・理解して欲しいとは思わない。
これは・・・俺が決めたこと。
俺自身で解決しなくてはならないことだから。

言葉で上手くまとめられるか自信はないけれど、とりあえず書く。

戦争が終わったら、ノルウェと離れてみようかと思う。
ずっとではなく、少しの間。・・・・少しとは言うけど、いつまでになるかわからない。
期限は・・・・・俺が自信を取り戻すまで。

このことは、もちろんノルウェには話をして、お互い決めたこと。

きっかけは・・・ふと過ぎった疑問。


ノルウェが俺を必要としているのではなく
俺がノルウェを必要としているのではないか


・・・すぐに否定をすることができなかった。
違うと、しっかり言い切ることができなかった。
その時、俺はノルウェに依存していると思った。

親を失った寂しさを埋めるように、ノルウェのそばにいて
自分じゃないと、ノルウェは生きられない
・・・そんな事を口実にして、今まで生活してきたんじゃないかと感じた。

全部が全部、そうではないのかもしれないけど
どこまで依存しているか、区別がつかないくらいになっている。


だから、一人でいることを決めた。
自分がどこまでやれるのか、自分がどこまで戦えるのか
ここで迷って止まってしまうようであれば、俺はここまでの人間だ。


これは修行。己を見極めるための、挑戦。


・・・もう、十分吐き出した。
ここにも、仲間にも、大切な人にも。


弱音はもうなしだ。

戦争の日まで、楽しくいられるようにしよう。


そして・・・・・きっと

必ず強くなって、お前に会いに行く。